1)適地
2)品種 露地、トンネル栽培に適した品種には次のようなものがあります。
3)作り方
植えつけ・直まき
トンネル管理 整枝・着果 人工交配・摘果 追肥 敷わら 収穫 4)病害虫防除
病害虫写真
保温対策と早めに整枝を行う。家庭菜園でも梅雨から真夏には病害虫防除が必要です。
作型/月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 トンネル早熟 ___ ___ ___ __@ --- --- **_ ___ ___ ___ ___ ___ 普通 ___ ___ ___ ___ _o- --- --* *-- ___ ___ ___ ___ 直まき(マクワ) ___ ___ ___ ___ _o- --- --- --* ___ ___ ___ ___
生育適温が高く乾燥、多日照を好み、雨を嫌います。有機物が多く、耕土の深いところが適します。連作を避けたほうが賢明です。本格的なネットメロンの栽培にはパイプハウス等の施設が必要です。ここでは露地メロン、マクワウリの地ばい栽培を紹介します。
露地メロン:プリンスPFメロン、キューピット、サンライズ
マクワウリ:金太郎マクワ、悠紀メロン、ニューメロン、トラマクワ
畑の準備
定植の1カ月前に1u当たり2kgの堆肥と苦土石灰100g、BMようりん50gを施用し、深く耕しておきます。定植1週間前に元肥として1u当たり緩効性肥料100gをうねの中心付近に施用し耕します。排水の悪い畑では高うねにします。うね幅はメロンで2〜2.4m、マクワウリで2mくらいにします。
家庭菜園では種苗店で病気や虫に侵されていないしっかりした苗を購入し植えつけるとよいでしょう。また、土壌病害が心配な場合には接ぎ木苗を利用しましょう。
植えつけ適期の苗は本葉4〜5枚で、トンネル早熟栽培は4月下旬、普通栽培では5月上旬です。株間は90cmとし、あらかじめ十分にかん水し、うねの中央に幅90cmのマルチをしておくと地温が上がり活着も良くなります。さらにトンネルやホットキャップをすると初期生育がよくなります。根が弱い野菜なので、前日に十分にかん水し、できるだけ根鉢をくずさないように定植します。
マクワウリでは直まきする方法もあります。5月中旬に種をまき、ホットキャップをしておきます。タネは1カ所4粒程度まき本葉が2枚になるまでに1本に間引きます。
トンネルやホットキャップをしたら4日ほどは密閉します。活着したら風下側のすそをあけ、徐々に換気し、日中は30℃以上にならないように、夜間は15℃を下まわらないように管理します。日中気温が高くなればトンネルのすそを上にあげ、その後もポリフィルムは雨よけとして残します。病害や 裂果の防止に役立ちます。ホットキャップは順次穴をあけていきます。
メロン:本葉5〜6枚のときに摘芯して、生育のよい子づるを4本伸ばしうねに広がるように配置します。子づる7節目までの孫づるは早めに除去します。子づる8〜10節目にでる孫づるに着果させ、
着果させた孫づるは雌花から1〜2葉で摘心し、それ以外は放任とします。
マクワウリ:本葉5〜6枚のときに摘芯して、生育のよい子づるを4本伸ばしうねに広がるように配置します。子づる4節目までの孫づるは早めに除去します。子づる5〜10節目までの孫づるに着果させ、着果させた孫づるは雌花から1〜2葉で摘心し、それ以外は放任とします。
雨が続いた後の晴天時には人工交配を行うと着果がうまくいきます。人工交配の方法はスイカの項を参考にして下さい。子づる1本当たり3果程度になるように摘果します。
開花期に窒素が効きすぎるとつるぼけになるので施肥には注意します。着果後、卵形大になった頃に1u当たり高度化成肥料を30gうねの肩に施します。
つるがマルチから出る頃に行います。乾燥、地温上昇、果実腐敗を防止します。
メロンは早生種で着果後40日くらい、晩生種で50日くらいが目安です。着果日の分かる棒を立てておき試しどりをしてから収穫しましょう。外観では着果節の葉が枯れ始めたり、へたの付け根がとれやすくなったり、果皮のうぶ毛がなくなったりする頃が適期で、品種によっては甘い香りがします。
マクワウリは追熟がきかないので、果実の色だけでなく、開花後の日数で収穫します。開花後30〜35日で収穫できます。
梅雨の頃からべと病や炭そ病、えき病が発生します。排水をよくしておくことで被害が軽減できます。また、整枝中もできるだけうねの上を歩かないようにしましょう。防除する場合にはジマンダイセン水和剤もしくはペンコゼブ水和剤(収穫前7日、7回)を散布します。
乾燥期にはアブラムシが多発することがあります。発生初期にDDVP乳剤(収穫前3日、4回)やエルサン乳剤(収穫前3日、4回)で防除します。
ベト病/拡大
ウイルス病
ツル枯れ病/株もと
ツル枯れ病
ハダニ