のどかな8086の時代 NEC8086 V30 8087 AMD8086 |
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NEC 製の8086 | 同じくNEC製の8086 |
あえてinetlの8086と書かなかったのは、intel製の8086を持っていないから(w ちなみに初代9801〜PC9801M3まではμPD8086で8086互換cpuでしたわ。たしかクロックは5MHz これは21世紀になってからオークションで手に入れた物です。 |
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NEC製のV30 プラスティックパッケージ | NEC製のV30 セラミックですね |
intelの8086とピン互換のNEC製CPU
V30でおます。(正式名称はμPD70116) 写真の物は1984年製ですわ。 V30はPC9801VM2で使うてました。 動作クロックは10MHzで当時としては「早すぎてゲームがでけへんやんけっ!」って代物でしたんや。 V30の他にV30HLが存在し、V30HLはノートに用いられたcpuでピン形状が違うものですわ。これ使こうてVM2を16MHzまでクロックアップできました。 こいつらは8086 の一部の命令の処理速度を高速にしたもので、80186 相当の命令の拡張がされてますねや。 これの数値演算コプロセッサ(FPU)は 8087 やったんですが、高価すぎて顔も見れませんでした。 私が初めて買った16bitPCが、PC9801VM2でしたわ。 職場の先輩から13万円で買うて、ディスプレイは日本橋で新古を\29,800で買うたんやったよなぁ(゚-゚<--遠い目 その先輩は286マシンのRXを買わはりましたわ。 このCPUはオークションで手に入れた物でおます。V30なんていくらでも手にはいると想うとったら大間違い。 新品で手にはいるんかいなぁ? この頃は、Basic時代の終わり頃で、ご多分に漏れずBASICを使っての分析プログラムです。 レーダーチャートを書かせて喜んでおりました。 かな漢字変換もタコな単漢字変換だったので参りました。 |
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intel 8087 | |
8086用の数値演算プロセッサー(コプロセッサー)。
コプロなのでこれだけあっても何の役にも立たないけど、この頃のコプロは元のCPUより偉かった 一応の説明ですが、数値演算プロセッサーとは、浮動小数点演算ユニット(FPU)とも呼ばれ、 主に浮動小数点演算を行います。これにより、コプロに対応した、CADやグラフィック表計算等が高速に動作した魔法の石です。 486DX以降はコプロも内蔵なので気にすることはないでしょうが、昔はこんなのだったという話で。 V30の頃にLotus123で線形計画をやろうと思ったら、処理に60分以上かかる代物ができましたが、「こぷろといふ物をば装着致すと計算速度が劇的に速く也候」と、聞いていたので欲しいなぁと思っていましたが、現物を使うことはついぞありませんでした。 とにかく高価でありました。うろ覚えですが、私の月給の手取りくらいしたんじゃなかったかな? 写真のものはPC-9801VX2かXLから取り外したもの。 |
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AMD 8086 | |
AMD製の8086もちろんピン互換です。 V30をはじめとして、各社から8086のセカンドソースが出ていました。 NEC 富士通 SONY・・・・・日本ばっかりか?? これは確かワープロ機に実装されていたもの。 |
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