メーカー/国/モデル名/用途
CASIO/日本/fx502p/−
製造年
1979年
価 格
特 徴
バリエーション
メモリーが半分になったfx501p 後継機種fx601p fx602p など
  
  写真の物は、19882年頃入手

2005/10書き直し 2007/11写真入れ替え書き直し

  黄色い液晶 が印象的な1979年製casioのfx-502pでおます。 これは義兄に貰うたマシンやさかい、使い始めたのは1981〜1982年頃ですわ。

 実はこれを使い出す前に、fx-48というカード型関数電卓を使うてましたが、水没や折り曲げでお亡くなりにましました。 全く惜しい方を亡くしました。
 捨てたつもりはないのですが、いまだ見つかりません。

 この電卓は、80年代の半ばくらいまでは 主に統計処理に使っていました。
 酷使といえるくらい使い込んでおりまして、電源スイッチの回りは擦れて文字が消えています。
 中の接点が擦れてしまって接触不良を起こしてるので、ハンダを盛って補修しています。

 FX502Pはcasioのプログラム関数電卓のはしりのほう、たしか256ステップ使ってプログラムが作れます。
 この程度でも結構いろいろなプログラムが出来るもんで、ライブラリ(厚さ2cmくらいの本)には様々なプログラムが書かれてました。

 70年代後半から グリーンの蛍光管 に替わって液晶がでてくるようになりました。 消費電力は0.0008wです発光デジタル管を廃することで約4桁の節電になるんですなぁ。
 黄色いのは、紫外線のために液晶の前に置かれているフィルターの色です。

 普段は左のようなケースに入れて持ち歩いていましてん。 これでも結構歪みが出るもんで、電源の接触不良を起こし10数年お蔵入りしてましてん。
こないだふと思い立って、電源部を修理して復活させましてんやわ。
 使うてみると、操作感は今の関数電卓と大差おまへんなぁ。 電卓レベルではあまり進化していないっちゅうか、進化させる必要がないっちゅうべきなんか。
 貼ってあるシールは「ガッちゃん」ですねん(藁 そういえば、ガッちゃんのワッペンを自作してスタジャンに張っとったなぁ(゚-゚ <--遠い目

外観

一番上にある黒いパーツは、FA-1というインターフェースに接続するためのソケットのカバーでねやわ。 FA-1「に接続するとカセットテープで入出力できたんですわ。 当時はパソコンでもまだテープで入出力が当たり前やったさかい、電卓でテープに入出力って結構画期的なことでしてん。

 変わったところでは、カセットテープに音楽を出力することも出来ましてんやわ。 今で言うところのMIDIに近いですな。
 すべての音の高さと長さをこのキーボードで入力せなあかんのやさかい、かなり大変でしたわ。

 FA-1は講座の助教授が持ってはって、時々借りてましてん。 初めて入れたのは「農業改良普及の歌」でしたわ(^^; 

 裏も酷使した形跡がありありと(笑

 電池はSR-44を2個使用します。かなり長寿命でした。
 もっとも、手に入れたのは銀電池が高騰した後で、SR-44が1個800円くらいしたと記憶しています。
 こんな高価な電池をホイホイ使えるほど金持ちではないので、もっぱらLR-44ばかり使っていました。

 当時の感覚では、値段は1/5で寿命は半分でした。偉いぞLR-44