表面 K , A [ S , ST , T , C ] D , DI , L 裏面 CMの定規 ※ [ ] 内は滑尺
2011/05作成
上海計算尺廠の製品で、まだ飛魚ブランドになっていない頃の物です。 五・七型って一体何だ? 何か意味のある数字なのかどうかよくわかりませんでした。 尺度は結構独特な空気です。K尺A尺はあってもB尺は無し、平方・立方の計算に徹しているようです。CI尺もなくて、代わりにDIが固定尺にあります。 要するに対数の足し算引き算が出来れば良いんですから、逆尺が一つあれば何とでも便利にできるわけですが、ちょっととまどいますね。 裏面は定規と公式で埋められています。よく見ると円周長とか正弦定理・余弦定理など見覚えのある字が見えてきます。 日本の数学って中国の影響を受けてきたのか、中国の数学が日本の影響を受けたのか?? 科学史の方を見ると三角関数の歴史は長いのですが、用語の方の歴史はなかなかわかりませんでした。和算でも三角関数はやっていた様ですが、西洋数学のことですから余弦正弦なんて明治以降の用語じゃないでしょうか。