表面      L , D  [  sin-cos, cos2, C  ]  D , A
裏面   [ S , S&T , T ] 
 
ボトムエッジ K , IA 
※[ ]内は滑尺 カーソルは3本線　赤でオーバーレンジがあります

不明(戦前の製品です)Paurossさんのサイトによると1932-1939年製造

スタジア計算用の計算尺No.90です。
実際のところスタジアなんて縁が無いので、どう使うものなのか良く知りません。それなら宝の持ち腐れだって？そのとおりですよ。

後継モデルがNo.2690ですので、1940年ごろにNo.2690が出来たのかと思ったらそうでもないみたいです。生産されていなかった時期はどうしていたのか？？
尺度の、 sin-cos, cos2,は見たまま写しただけです。PaurossさんのサイトによるとM1,M2と表現されています。

atomさんのサイトにあるNo.90では、ガーター下に目盛りが切ってありますが、この個体にはありません。時期的にややこしいときに製作されていますから、いくつかバリエーションがあるのでしょう。
日本の測量を背負って立っていたはずのモデルです。この後HEMMIからはNo.190、No.2690、No.2690A、No.269 土木工学用などのモデルが出てきます。

この個体は一度水を含んだらしく、竹の合板が開いてしまっています。一応実用になるのですが、背中の換算表がぶらぶらになってしまっています。