表面　³√-3 , ³√-2 , ³√-1 , DF [ CF , CIF , CI , C ]  C(unif.)　D , √-1 , √-2 , λ(unif.)
裏面　⁴√-4 , ⁴√-3 , ⁴√-2 , ⁴√-1 [λ_δ(under.) , λ_δ(max.) , λ_δ(trape.) ,λ_M ,λ_δ(double.) , P ] Q , Q' , V , ｑ=0.058V²
※　[ ] 内は滑尺

2006/07作成

特殊計算尺のSASH DESIGNです。用途はわかっても使い方がイマイチわかっていません。
HEMMI No.P267 構造設計用 - STRUCTURAL DESIGNと同時に手に入れた物で、伊藤次朗氏が使用していた計算尺です。


かなりの尺度が No.P267と共通していますが、「SASH DESIGN」「CURTAIN WALL」「SHUTTER」の文字があり、かなり限定されて目的のために作成された物だと伺われます。でも、悲しいかな門外漢のため詳細はわかりません。

伊藤氏は計算尺の改良で文部大臣賞を受賞したということですから、その際の改良が盛り込まれた物だと思われます。
刻印は側面に[P]の一文字だけ入っていますが、戦後のHEMMI計算尺にある刻印とは関係なさそうです。

とにかく記録がないので、特殊計算尺として市販されたのか、試作のみで終わったのかもよくわかりません。
この計算尺にはNO.が見当たりませんので、試作品の可能性も否定できません。