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メーカー/国/モデル名/用途KAWAI/日本/型番不明/−
サイズ5インチ  片面型
材 質本体/竹+セルロイド  カーソル/金属枠+ガラス
尺 度

表面  L , K , A [ B , C ]  D   裏面  [ T ,L, S ]
※ [ ] 内は滑尺

製造年
価 格
特 徴
バリエーション
     写真の物は、2008年にyahooオークションで入手した物です。

2008/10作成

「KAWAI」というメーカーは知らなかったのでちょっと調べてみたのですがいよいよわかりません。どなたかご存じでしたらお知らせください。2008/10/12KAWAIについて判明/下段参照

ぱっと見、なんの変哲もないマンハイム尺ですがカーソルの形状が独特です。
1本の輪を四角く曲げて、それにバネとガラスを組み込んで作成しています。スライダーと枠が針金で出来ていてしかも一体なんですね。
これでガラスが留められるのですからたいした物です。

滑尺と裏面も独特です。
Lは裏面左の窓にある目安線で読めるのですが、S,Tを指すことが出来ません。
滑尺を入れ替えて使うにしても目安線の意味がないし・・・・あれ?

状態はまあまあなのですが、多少の歪みが出ています。

2008/10/12 cyno_yさんの指摘で
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本日掲載された「KAWAI 型番不明」のKAWAIは、河井精造と関係があるので
はないかと思います。

河井精造は、リコー計算尺取説掲載のリコー計算尺の歩み(norihito4さんが
keisanjyakuグループブリーフケースにアップされています)の中では、日本で
初めての計算尺を作った人物とされています。

同氏は、実用新案S06-008812号「計算尺標示子」で、今回の物と同じ、針金
を曲げて製作するカーソル枠を考案していますので、ほぼ間違いないと思い
ます。
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とのことです。cyno_yさん、よく見ておられますね・・・・ありがとうございます。

 
表面
 
裏面
 
滑尺裏面
 
インチ尺の側面
表面左側 表面右側
裏面左側 裏面右側
裏面中央部 裏面中央部
カーソル
カーソルの表面 カーソルの裏面
norihito4さん提供、keisanjyakuグループのブリーフケース
リコー計算尺の歩み: RICOH 155取説(昭和39年12月1初版)21ページから

リコー計算尺のあゆみ”

世界のマークでおなじみのリコー計算尺はリコー計器株式会社が贈る製品です。
我が国に計算尺が渡来したのは明治27年ですが明治38年には河井精造によって日本で初めての計算尺がつくられました。これは今日のリコー計算尺の嚆矢ともいうべきものです。
この技術は当社の前身となった日本文具製造株式会社(昭和10年創立)に引き継がれ,当時我国唯一の総合研究機関であった理化学研究所の指導のもとに東京市において独自のリレー式計算尺,シャープペンシル,および万年筆の製造販売を開始しました。
その後,製造部門を拡大するため、昭和15年に,九州の佐賀市に工場を新設して計算尺および航空機部品の製造を始め,続く昭和18年には埼玉県川越市にも工場を設け,計算尺,シャープペンシルなどの生産を行ってきました。
戦後は,企業内容を整備して計算尺専門メーカーとなりましたが,昭和33年に至って新たにコンペックス・ルールなどの計器類も製造品目に加え三愛計器株式会社に社名を変更し,更に昭和38年には,いま話題のリコー・三愛グループの発展に応じて,社名をリコー計器株式会社と改め,その一員として尚一層の飛躍的前身を続け今日に至っております。
世界水準を抜いた目盛配列法,独自の新設目盛群,数字記号などの数々の優れた特徴は国内は勿論,とくに海外市場に広く認められ”世界のリコー計算尺”としてご愛用者から公表を賜っております。

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