表面 絞り [ 天気・露出(秒) , 感度 , 明るさ , 被写体種類 ] フィルター倍数 裏面 (人工光撮影) [ 露出(秒) , 感度 , 光源と被写体までの距離 ] ※ [ ] 内は滑尺
2014/10少し修正 2010/09作成
佐和式の露出計算尺は以前から持っていたのですが、使い方がわからずお蔵入りになってました。ようやく説明書付きを手に入れたのですけど、使い方は想っていたより面倒くさいですね。 同じ物が戦前からあったのですけど、これは戦後の物です。歪みが出てしまってもうどうしようもありません。熱をかけて修正しようかどうか思案のしどころです。 この計算尺の目的自体大変明快な物で、撮影条件に合わせて最適な露出を推計しようという物です。しかしこれがまた凝った話で、緯度、季節、時間、フィルム感度、被写体の種類などを駆使して計算しています。 ここまでやっても所詮は推測、セレンか何かで実測した方が話が早いやん・・・・では話が続きません。 私が写真を撮り始めた頃はAE化が始まっていましたが、漢のカメラはマニュアル式、安い中古カメラで自分で絞りとシャッター速度を決めてフォーカスを合わせていました。 追針式の露出計が付いていれば御の字でしたけど、露出は勘でだいたい合っていたのがまた面白いところで、パンクロームのネガフィルム(たいていはTri-XかネオパンSSSを使ってました)だとラティチュードが広いので何とかなるんですね。 それじゃぁこんな計算尺要らんやん・・・・あかん、話が続かん。 書かれている用語が古い古い(笑 オーソパンなんて白黒世代じゃないと判らんわ。フィルムの銘柄もアグファ・イソパン、オリエンタル・パンX・・・・ここまで来ると古すぎてわからん。感度もDINはともかくウエストンとかは使わないよなぁ。 それくらい古い製品だったということですね、これでも「新」佐和式露出計算尺なんですけど。 露出どころか合焦まで自動化されている昨今ではあまり出番のない物です。けれども、味はありますよね。 問題は今どうやって使うかです。なんせ今時のカメラは感度まで勝手に変えますからねぇ、味気ないったらありゃしない。とはいうものの今更銀塩には戻れないし。 一眼デジカメのマニュアルモードで遊ぶしかないのでしょうか。 # 関式サロン露出計も持ってはいるので、またの機会に紹介させていただきます。