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メーカー/国/モデル名/用途北京利学・Beijing lì xue/中国/型番無し/−
サイズ10インチ  両面型
材 質本体/木の削り出し  カーソル/プラスティック+ガラス  ケース/厚紙
尺 度

表面  L , LL1 , DF  [ CF , CIF , CI , C ]  D , LL3 , LL2
裏面   LL0 , LL00 , A  [ B , T , ST , S ]  D , Th , Sh2 , Sh1
※ [ ] 内は滑尺 ずらし尺はπ切断

製造年1950年代?
価 格
特 徴-
バリエーション-
     写真の物は、2011年に個人輸入した物です。

2011/05作成

北京利學の両面尺です。ケースの蓋裏に書かれているのは「利學算尺工藝社」なので、北京が必要なのかどうか・・・・買ったところでは北京利學と表記があったので[Beijing lì xue]で通った名前なのだと思うのですけどね。
さてこのメーカー、海外のサイトを見てもほとんど記述がありません。Hyperbolic Slide Rulesにあるリストの中に[BEIJING LIXUE]が出てくる程度です。ここでも[No number]となっていて型番は不明です。
同サイトでは[Same as listed under Sida (China) 1083 See 103a]と[Has same scales as K&E 4083-3 (1939-1946) See 54]との記述があります。
四達・SIDA 1083(2011年に入手)もK&E 4083-3も持っていませんが、あちこちのサイトで確認するとK&E 4083-3とは同一尺度ですね。まるっぽパクリと言っていいでしょう。

造りははっきり言って悪いです(〜〜;
尺度は、薄いプラ板様のものに印刷されて、その上に透明塗料が乗っているようです。あちこち剥げていますし板も浮いていて、そろそろ実用になりません。(側面の画像参)
印字面が浮いたまま使ったのでしょう、塗料が削れてしまっています。そこまで使った前のオーナーは大した物ですが、の構造はいけませんね。
材は木の一枚板を削りだした物で、当然歪みが出ています。10インチ尺の歪みですから滑尺が動きませんし、固定尺との間に1mm近い隙間が出来ています。
おまけに、滑尺の長さが中途半端というか、目盛りの位置が中途半端というか、基線を合わせた状態では片方向にしか動かせません凸(--;

ブラケットはアルミ製と思われリベット止めされていますが、このリベットもかなりいい加減に打っています。
それと、どういう理由かわかりませんが、ブラケットの滑尺部分が1mm弱ほど離れるようにわざわざ加工しています。
この構造はほかで見かけた覚えがありません。

ケースの蓋は取れかかってますが、ここには「利學算尺工藝社」「北京門前櫻桃斜街十三」、あと[1***.10.14][②]の赤印があります。場所はおそらくこのあたりだと思いますが、地図と航空写真が合ってねぇ〜。
赤印はおそらく工場の検印ではないかと考えていますが、想像をたくましくしても19**あたりまでしか読めません。1965でも1955でも1933でもあり得そうです。まいった。

 
表面
 
裏面
側面の上部
表面左側 表面右側
裏面左側 裏面右側
表面中央部 裏面中央部
側面左側 側面右側
側面中央部
紙製ケース
ケース蓋裏にある表記
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