尺 度 |
表面 L , LL1 , DF [ CF , CIF
, CI , C ] D , LL3 , LL2
裏面 LL0 , LL00
, A [ B , T , ST , S ] D , Th , Sh2 , Sh1
※ [ ] 内は滑尺 ずらし尺はπ切断
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四達の両面尺1083です。
これが面白いことに、K&E
4083-3と同じ尺度です。まぁはっきり言ってパクリでしょう(笑
さらに、北京利学の計算尺も尺度が全く同じ、でも造りは四達の方が断然上です。なんであんな劣化コピーなんて・・・・以下自粛。
竹製のベースにセルロイドを引いていて、かなりしっかりした造りです。
でも表面左側なんかをよく見てもらうと、金具が若干曲がって付いているのが見て取れます。こんなの国産では見た記憶がありません。
単に検査基準が甘かっただけだと思うのですけど、ひょっとすると中国では治具なんか使わなかったのかな?
この個体は無問題ですが、同時に手に入れた個体は固定尺が歪んできていましたの。これは木製+セルロイドも物でしたけど、やはり材質と保存環境でだいぶ状態が変わってくるのでしょう。
カーソルはスチール枠にガラスです。枠に錆が出ている個体もありました。
なかなか良いところまで行っているけど残念賞という製品です。
公私合営となっているのは、1949年から1950年代中盤までの施策です。資本主義から社会主義に移行する過渡的な手段で、政府が私企業の財産に対して利子を支払って管理権を得て、資本家にたいしては経営管理者などとして仕事を保証します。
そう見ると四達の名前もまた歴史を感じますね。
SlideRuleMuseumのSlide
Rule Dates and Time-Linesに、中国の計算尺メーカーの歴史が記述されています。これで中国メーカーの関係が判ってきました。一部を抜粋しますと。
1931
四達・SIDA設立。中国で最古の計算尺の製造者
1958
Xuesh, Qiu Fan, He
Nong, 信和、鼎鳳などが四達と合併。四達は中国最大の計算尺工場に。
1966 四達計算尺廠は社名変更、上海計算尺廠に。
飛魚と四達は、同じメーカーの違うペットネームではないかと思っていましたが、明確に区分があるんですね。
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